2006,08,02, Wednesday
昨日の事ですが、生まれて初めて印刷所へ原稿(データ)をもっていきました。
印刷所の中は大分落ち着かない感じでしたが、無事に入稿完了です。 これで今年の夏コミは前日に大慌てで本を折らなくて済むんです。良かった良かった。 というわけでおさらいてきにコミケの宣伝を。 8月13日 日曜日 東 ツ-37a Infrontia コード200:男性向け のラグナ島配置です。 売り物は 既刊(MaBOから委託) ・所持限界量増加Lv2 ・所持限界量増加Lv3 ・所持限界量増加Lv4 新刊 ・リリカルなのはイラスト本 中綴じ 以上を予定しています。(更に委託物が増える可能性もおおいにあります) ご来場の皆様のお越しをお待ちしております。 . さて今回のことですが、えー、めがっさ疲れました。 入稿を済ませてきました、と冒頭で軽く言いましたが……全くもって軽くないです。 まず、事の始まりは一週間ほど前のこと。 我等が編集蝶やきょう氏が突然、「8月1日までに10ページ分の原稿を上げる気はないか」と聞いてきました。 やきょう氏の曰く、ねこのしっぽがその日まで入稿を受け付けていて、料金もそう高くはかからないため、 「人に贈呈する意味でも、ちゃんと印刷所で刷ったほうが良い」というのと、ついでに前日のドタバタがなくなれば、とのこと。 しかし、MaBO名物(?)前日追い込みによるあかねさんからの原稿への期待や、 コピーは30部くらいで済むのに対し、印刷所に頼むと最低でも100部からという在庫不安、 てっきり今回もそのプランだろうと思っていた気の抜け具合もあり、まぁ目安にする程度で頑張ろうか。 という具合に一旦は落ち着いたのです。 しかし、三日前。やきょう氏の思わぬ発言で事態は急展開。 一言。 「やれ」 と。 氏によると、 前々から調子の悪かったプリンターがついに壊れたので、 アトリエ工房MaBO(やきょう氏自宅)で印刷ができない状態になってしまった。 自宅印刷をするには新しくプリンターを買わなければならないが、間に合わせを買うつもりはない。 そうすると、資金繰りと製本労力で二重に死ねる事になる。 が、印刷所で入稿すれば少なくともプリンターの購入を先延ばしにできて、 さらに前日からのハァドな製本労力を伴うこともない。 というのが理由らしい。 しかし、出す本のネタは”リリカルなのは”と決まっているし、書き溜めたイラストを清書してまとめるだけとはいえ、 エンジンもかかっていない状態からいきなりフルスロットルですよ。夏休みの宿題ですか? 正に気分は ・・・ゲームなら一瞬で終わるんだけどねぇ。 初日、土曜日。秋葉原で落ち合ったのち所用を済ませた後、やきょう氏宅へ赴き、ライトボックスを拝借。 夜は書き溜めたものの中から特に気に入ってる使えそうなものをピックアップする作業。コレはものの数時間で終了。 その中で表紙に使えそうなものが無かったので、わざわざ新たに書き下ろすため構図とポーズ決め。 描くキャラは、やきょう氏のフェイバリット、八神はやて。表紙が彼女ならば、本のタイトルが既に決まっているからだ。 おおまかに構図を決め、おもむろに顔を描いたところで愕然。 どうやっても”はやて師匠”になってしまう・・・orz 中日、日曜日。この日は朝から表紙の作業。なかなかいい感じのものにならず四苦八苦。 困ったときの笑顔頼み、とはよく言うけれども、今回ばかりはちと違う。 どうしても”はやてちゃん”っぽいイメージにならない。なんでか”はやて師匠”になっちゃうのだ。 なんでだろうーと困りながらやきょう氏に絵を見せて相談すると曰く、 「はやてはこういう『思いっきり口を開けるような笑い方』ってあんまりしないんじゃね?」 | \ _ / _ (m) _ピコーン |ミ| / .`´ \ (゚∀゚) 蝶、納得。 早速実践。口を閉じた微笑み顔にしてみたら、・・・おお!”はやて師匠”じゃなく”はやてちゃん”になった!! これは12話の「私の杖と甲冑を」ってセリフの後のトンデモ眩しい笑顔のシーンのせいだな、きっと。 というわけで、件のシーンを見ながら描いた”はやてちゃん”の表紙のラフが完成。 やきょう氏に見せたところ、修正指示も数箇所ほど。反応良好。うむ。 言われたところや気づいたところを修正して、ようやくライトボックスの出番。シャペンでトレーストレース。 かなり気合がノっていたのか、自分にしてはすさまじい精度で線が引ける。ペン入れる必要なっしんぐ。 出来上がったものをスキャナで取り込んで補正をかけて・・・びっくり。修正も殆どいらない。 多分この絵が現状の最高ランク、いわば全力全開なんだろうな、と自分で思える出来になって非常に満足。 と思っていたら、やきょう氏からさらなる注文が。 曰く、「このままだと白すぎて表紙にはさびしいことになるので、影だけでもつけたほうがいい」 それを軽やかにヤッヴォールして、大まかにザクザクと灰色で影を塗る。 普段と違いレイヤーを分ける必要が無いので、楽っちゃ楽である。仕上げに、ほっぺにも色をのせて完成。 ・・・我ながら可愛く出来たと思います(定型文 それをFTPからデータを送って、タイトルと配置はやきょう氏にぶん投げ、次はいよいよ本文である。 この日のうちに特にお気に入りのものはトレース完了。・・・したところで限界がくる。 致し方なくボールズを服用。 最終、月曜日。結局ボールズも効かず就寝してしまったために時間的余裕が限りなく無い。 お昼ごろからトレースしてはスキャン、トレースしてはスキャンの繰り返し。もうただひたすら一心不乱に繰り返し。 16時くらいの段階でようやく半分終わったところくらい。全部1200dpiだから余計に時間かかる。 途中から帰宅したやきょう氏とスカイプで会話をしながら作業。最後のほうは指も痛くなってきて作業効率ダウン。 午前1時くらいに全ての素材をトレース・スキャンし終え、そこからはやきょう氏の編集待ち。しばらく休む。 この配置はどれこれ、上下をシネマ風にあれこれとやって配置が完了したところでやきょう氏就寝。 そこから孤独な闘い開始。 位置を若干調整しつつ、10ページ分の原稿にコメントを入れ、ゴミをとって、重なりを塗りつぶして、乗算ボカシをかけて・・・ なんとか9時までに裏表紙を除く全ての原稿を完成しFTPにアップ。そこから最後の一枚シャマルさんに影をつけて、 9:40分になんとか全ての作業が完了。 やきょう氏は11時半まで休憩しておkといっていたが、なかなか休憩モードに入れず、うとうとしてたら危なく寝過ごしそうに。 慌てて家を出ると、身体が激しくダルかった。ココで初めて自分の疲れが相当だと知る。 高田馬場で色々受け取るついでに、二人してよしぶーをかきこむ。仕事に戻るやきょう氏を見送り、一路印刷所へ。 まず山手線に乗り込み、渋谷へ。渋谷から東急東横に乗り継ぎ、印刷所のある駅に到着。 歩くこと5分ほど、渡された地図どおりの場所に印刷所発見。入る瞬間に若干緊張した。(阿呆 商談(?)も思っていたより滞りなく進み、おおよそ15分ほどで終了。 「紙が *ぇd;j の 材質が H@「p」ぉ0 で lkhs で w6jb でよろしいですね?」 とかもう何言われてたんだか覚えてない問いかけに、はい。はい。と頷くしかできんかったけど・・・ そしてここで嬉しい誤算が発生 やきょう氏の出した見積もりより3700円も安かった。料金値下げ?まじで? その場で冊子の中の同じ項目を見せてもらったら、確かにそのとおり。 (もう一冊の冊子のほうには確かにやきょう氏の見積もり通りのお値段が。。) ちょっと不安になりつつも、とりあえずコミケにはしっかり本が出そうということで、ちょっと安心。 そのあとそのことをやきょう氏に連絡して家路に。 家に着いたらすぐバッタリいくかと思ったけど、案外そうでもなかった事が驚きだ。 とまぁ、存外にこゆい三日間でした。いつものペラいコピーに比べればマシなものになって・・・るといいなぁ。 というわけでもうしばらくの間ゆっくり休みます。 もう数日したら、「よし。突発コピーだ」とかやってそうで怖いこわーい! |
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